旧石器時代
今から約46億年前に地球が誕生した。(ウランの半減期で年代を測定 1907年 エール大学のB・ボルトウッド)
地球は46億〜38億年頃まで激しい地震・火山活動があった。大気は、酸素がわずかしかなかった。ほとんどが、水素、アンモニア、メタン、水蒸気などであった。
35億年前に南アフリカで原核生物に似た生物が誕生した。「原始のスープ」から有要な分子を選択的に吸収して成長進化してきたらしい。
14億年前に真核生物が誕生した。炭素がベースの生物であった。
最初の有機体が海から誕生、有機分子を摂取・分解して酸素なしにエネルギーを獲得していった。
10億年前に葉緑体を持った生物が誕生した。植物は食物連鎖の第一段階で二酸化炭素を除去し、有酸素を生み出す。(動物よりも重要)
現代人はホモサピエンス・サピエンスという亜種
コーカソイド(ヨーロッパ、北アフリカ、中東、インド)
ネグロイド(アフリカ、オセアニア)
モンゴロイド(中国人、アフリカインディアンの多数派グループ)
肌の色について
厳しい天候に適応した結果、太陽の紫外線を遮る「メラニン」色素の量が多くなる。白人の肌の色が白いのは太陽光線によってビタミンDが作られるのを促進するためではないか。
血液型
O型は北アメリカに多い
A型はヨーロッパ、日本に多い
B型はヨーロッパ全域において東にいくほど多い。インドも。
人類の誕生まで省略
今から400万年前に東南アフリカで人類が誕生。その後世界中に拡散していった。
猿人(アウストラロピテクス)南アフリカ共和国。約400〜450万年前の人類、脳容積400cc〜700cc
原人(ホモ・エレクトス)ジャワ原人(ジャワ島)、北京原人(中国)。数十万年前の人類、脳容積800cc〜1400cc
旧人(古代型ホモサピエンス)ネアンデルタール人(ドイツ)約10万年前の人類。脳容積1300cc〜1600cc
新人(現代型ホモサピエンス)クロマニョン人(フランス)数万年前の人類。脳容積1400cc〜1800cc
日本の人類
牛川人、浜北人、港川人などの化石人骨が報告されている。しかし、データが不確かなものが多く、更新世人類の実態はよくわからない。
生活文化
不明
日本人の形成
縄文時代人が現在の日本人の直接の先祖であり、その後、朝鮮半島の人々との混血や環境の変化によって日本人が成立したと考えられるらしい。
日本語の起源
文法・音韻から、日本語はトルコ語、蒙古語、等とともにウラル=アルタイ語系のうちアルタイ語系である。
旧石器文化
使用する利器の材質により、石器時代→青銅器時代→鉄器時代に分ける事ができる。(文化の三段階区分と呼ばれている。デンマークのトムゼンが唱える。)
旧石器時代と新石器時代に区分する事ができる。旧石器時代には、貧富の差はなかったと考えられる。ので一般にこの段階を原始共産主義社会という。
旧跡時代の特色
時期は更新世。人類は石をうちかいたままの打製石器を用いた。テント風の住居に住み、槍や銛を使って狩猟や漁撈を生業としていた。
土器の制作や農耕・牧畜は行われていなかった。
発見
1949年(昭和24年)に群馬県桐生市郊外の岩宿(新田郡笠懸町岩宿)の関東ローム層中から相沢忠洋が打製石器を発見したのが最初。
新石器時代の特色
時期は完新世。石を磨いて鋭い刃をつけた磨製石器を用いた。また、農耕・牧畜も開始され、織物も出現した。